business管制業務

情報とチームの中心で、最適解を導き出す司令塔

情報とチームの中心で、最適解を導き出す司令塔

多様な交通管制機器を駆使して情報を集め、迅速かつ適切な措置を講ずる交通管制室は、首都高パトロールの“司令塔”とも言える存在です。首都高速道路本来の機能を維持するために、お客さまへの情報提供、現場隊員への指示、さらには警察や消防などとの連携も密に行います。交通管制室は1チーム5~7人の管制員で構成。それぞれが自分の役割を果たしながらサポートし合い、現場や関連機関も含めたさらに大きなチームの中心的存在として、最適解を導き出します。

多角的な視点から最適解を導く。だからこそ、情報収集を徹底する

多角的な視点から最適解を導く。
だからこそ、情報収集を徹底する

交通管制室には、常に最新の道路状況の情報が集まるだけでなく、お客さまからの非常電話・道路緊急ダイヤルからの通報、現場隊員からの無線連絡なども集約されます。また、首都高速道路に設置されている2,000台以上の交通監視カメラの映像による視認も徹底。一分一秒を争う首都高速道路の事故やトラブルへの対応方法を適切に判断するためにも、あらゆる手段を使って正確な情報を収集することに努めています。

多様な要因によって道路状況は変わる。だからこそ、情報提供を徹底する

多様な要因によって道路状況は変わる。
だからこそ、情報提供を徹底する

首都高速道路や一般街路に設置されている情報板。首都高速道路の今の情報をお客さまに伝える重要な役割を果たしますが、それら情報はすべて交通管制室で制御しています。事故発生時には情報板にその状況を表示させるほか、交通状況や気象状況に合わせた注意喚起情報の提供にも活用。交通管制室で操作した情報は、インターネットやラジオなどあらゆる媒体を通じて提供されます。首都高速道路は渋滞、事故、落下物、天候などの要因によって道路状況が刻一刻と変化します。そのため、24時間365日体制で情報発信を徹底しています。

交通管制室を中心に広がる、首都高速道路を守る“チーム”の和

交通管制室を中心に広がる、
首都高速道路を守る“チーム”の和

首都高速道路で事故やトラブルが発生した際、交通管制室は現場隊員へ指示を出すだけではありません。事故発生時には警察や消防への出動要請、さらに救急車やレッカー車などの手配を行うケースもあります。また、首都高速道路は、東名や東北道などとつながっているため他の高速道路会社の交通管制室とも連絡を取り合うこともあります。道路施設に損傷がある場合は、グループ内の補修会社へ緊急復旧を要請するなど、首都高速道路上でお客さまの安全・安心を守るチームの和は、交通管制室を中心に広がっていきます。様々な人や組織がワンチームで臨むからこそ、あらゆるケースに対応できます。

管制業務の主な内容

無線担当

無線担当

事故や落下物が発生した際に、パトロールカーやバイク隊、特殊車両班などに無線で指示を出すのが無線担当です。また、現場隊員からの情報を的確に収集する役割も担います。

情報板担当

情報板担当

首都高速道路のあらゆる場所に設置されている情報板。情報板担当は状況に合わせて道路情報や「この先 右車線 事故 注意」などの注意喚起を表示します。また、事故や故障車などの事案が発生した際は、その地点に「事故」「故障車」を登録。管制員が操作することで、他の高速道路会社の交通管制室に情報が共有されるとともに、インターネットやラジオなどを通じて情報が提供されます。

立ち入り担当

立ち入り担当

首都高速道路の出入口には「立ち入りセンサー」が設置されています。歩行者や自転車などが首都高速道路内に立ち入った場合はこのセンサーが検知。カメラでも状況を確認し、管制員はその情報を直ちに関係部署に連絡し対応します。

非常電話担当

非常電話担当

お客さまから非常電話の通報があったきたときに対応するのが非常電話担当の管制員です。お客さまからの内容にしっかりと耳を傾け、首都高速道路上の監視カメラも活用して現場の状況を把握します。