vehicle
車両データ
長さ | 7.5m | 高さ | 3.46m |
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幅 | 2.41m | 重さ | 4,490kg |
排気量 | 7,790cc | 定員 | 3名 |
故障車両の牽引や横転・転覆した車両の引き起こしなどを行う多機能レッカー車。「ワイヤーウインチ」、「クレーン」、「アンダーリフト」、「エアージャッキ」などを装備しており、あらゆるシーンで活躍しています。特に2本のワイヤーを備える「ワイヤーウインチ」は、バランスよく横転車両を引き起こせる優れた装備と言えるでしょう。多機能レッカー車を運転・操作するためには、「大型自動車免許」や「小型移動式クレーン」などの資格が必要となります。 |
詳細データ
ウインチブーム
「ウインチ」とはワイヤーを巻き上げる装置で、「ブーム」とはアームのような棒状になっている部分を指します。このワイヤーを巻き上げることで車両を引き起こしたり、持ち上げたりしますが、多機能レッカー車はワイヤーを2本備えており、バランスよく安全に引き起こしなどができます。
クレーン
ウインチブームと同じく棒状の「ブーム」を有した装置で、先端にはフックが備えられています。ブーム部分は伸縮可能かつ360度回転するため、高さに制限がない場所であればあらゆるシーンで活躍。主に事故車を持ち上げるときに活用します。
アンダーリフト
レッカー車の後部に備えられているT字型の部位です。アンダーリフトを地面まで倒し、牽引したい車両の前輪の下に潜り込ませてアンダーリフトに前輪を固定(後輪の場合もあります)。その後、車体の前側を持ち上げて吊り上げ牽引します。
コンプレッサー
多機能レッカー車は、車両を持ち上げる「エアージャッキ」や、六角ボルトを回す「インパクトレンチ」など、空気の力を利用する装備も積載しています。それらを活用するうえで欠かせないのが、空気を送り込む「コンプレッサー」です。
アウトリガー
クレーンやウインチブームを使用する際、引き起こしたり持ち上げたりする対象が重いと多機能レッカー車が傾き、場合によっては横転する恐れもあります。そのため、このアウトリガーという足のような支えを張り出して、車体を安定させます。
車載品
エアージャッキやインパクトレンチのほかにも、「ガレージジャッキ」(レッカー作業やタイヤ交換時に使用)、「ドーリー」(四輪吊り上げ時に使用)など、さまざまな資器材を収納。これら車載品とクレーンなどの機能を巧みに活用していくことで、あらゆる事態に対応しています。