未経験でも基礎から学び、成長できる環境に恵まれた
―入社の動機
当社に入社するまでは、パティシエとしてケーキ店で働いていました。なかなかの激務だった前職を辞めてようやく時間がとれ、運転免許を取得したことから「運転技能を活かせる仕事がないか」と気軽に探し始めたのが、当社を知るきっかけでした。ちょうどその頃、高速道路を走行中にエンジン故障を起こしてしまい、隊員やレッカーの方が温かく対応してくれたことも応募の後押しになりました。全国転勤がなく、オン・オフの切り替えがはっきりしている仕事という点も自分に合っていたと思います。
入社後は、まず本社で研修を受け、その後、茨城県にある研修施設で1泊2日の研修を受けました。当たり前ながら、パティシエ時代とは業務内容も必要な知識もまるで違って不安でしたが、車の特性や運転技術、急ブレーキ訓練など基礎をしっかり学ぶことができて安心したことを覚えています。もし、わからないことがあっても、職場のみなさんは丁寧に教えてくれます。上司も話をしっかり聴いてくれますし、後輩とも活発に意見を交わし合える環境です。正直、こんなに居心地が良くていいのかな……と思うほど、人間関係に恵まれています。
常に異なる状況に対応し、お客さまに寄り添う
―仕事内容
現在は交通業務員として、神奈川県内の首都高をパトロールしています。事故があれば二次災害が起きないように安全を確保しながら交通規制を行い、道路上の落下物の回収等も行います。ときには危険な場面もあり、お客さまの安全とともに業務員自身の安全も確保して作業をしています。事故現場は毎回状況が異なり、天候や時間帯の違いも含めて同じ現場は無いので「同じ作業をただ繰り返すだけ」という仕事ではありません。そのため、どれだけ知見を深めて選択肢を数多く持てるか、上手くいかなかった場合にも振り返りをして経験を糧にできるかが重要です。これまでの経験値を活かして事故処理が終わったときはほっとしますし、やりがいを感じます。
また、交通業務員として重要な資質は、お客さまに寄り添ってコミュニケーションをとれる力だと思います。「大丈夫です。落ち着いていきましょう」と一声かけるだけでも、安心してもらえます。業務でも、やはりコミュニケーションは欠かせません。チーム内で積極的に意見交換をしながら、より良い判断ができるよう日々努めています。
先輩方の現場対応を学び、車両責任者として成長したい
―今後の展望
入社後、自分なりに成長を感じるのは「先を見通す力」です。この先、どう行動したらどんなことが起こるかを咄嗟に判断すると同時に、重要な場面では落ち着いて考えるよう意識しています。
今後は、車両の責任者として後輩と乗務する機会を増やしていきたいです。現在は、先輩と乗務する立場と責任者の立場両方で乗務しているので、先輩と乗務する場合は先輩の言動を注視して吸収し、自分が責任者になったときには、後輩の意見も取り入れながらより良い判断をできるようにしたいと思っています。
まだまだ経験不足な面があり、複数台のパトロールカーで対応するような大きな現場では、先輩方の応援を心強く感じます。現場での立ち振る舞いはすべてが学びで、どんな場面でも動じないことが今後の目標です。パトロールカーに乗っていると、それを見た子どもたちから歓声が上がったり、友人から「(人々の安全を守る)カッコいい仕事だね」と言われたりもします。気を引き締め、これからも首都高の安全を守り続けたいと思います。
私のオフショット
3月に第一子が誕生し、毎日子育てに奮闘しています。同僚にもパパが沢山いるので相談に乗ってもらったり、休日に一緒に遊びに行ったりしています。子どもがもう少し大きくなって、「黄色い車に乗ってるパパかっこいい」って思ってくれたら嬉しいですね。幸い仕事は景気に左右されない仕事で非常に安定しているので、家族の為にも安全第一を心掛けて続けていきたいと思います。