首都圏の物流を支える一員として、専門性の高い業務を担う
―入社の動機
小学1年生の頃、石巻市で東日本大震災を経験し、「将来は人のためになる仕事がしたい」と考えるようになりました。就職活動のタイミングで「人のため」を一歩深めて「インフラを支える仕事に就きたい」と思い、当社に興味を持ちました。首都圏の物流を支える一員として、やりがいを持って働けそうなこと、そして、動き続ける首都高の現場は取り扱い件数も多く、充実して働けそうなことが入社の決め手でした。学生時代からスポーツが好きで、デスクワークだけではなく、身体を動かして働きたいという思いがありました。
高速道路上での業務は季節によって大変なこともありますが、この夏も会社は熱中症対策に真剣に取り組んでくれました。働く環境を整えようと、社員の意見を取り入れて動いてもらえることがありがたいです。取締業務には、不定期ですが夜勤があります。夜勤明けと休日がつながると3連休のように休みが取れ、プライベートの時間も楽しめていますね。
交通取締部は専門性が高い業務を担っているため、ベテラン社員が多く所属しています。今は、孫のようにかわいがってもらっている感じです(笑)。にぎやかで明るく、普段からコミュニケーションがとりやすい職場です。
「道路法」に基づき、首都高の安全を守る取締業務
―仕事内容
取締業務は、道路の構造保全や交通の危険防止を目的に、警察などの関係機関と連携して違反車両に対して指導警告などを行う仕事です。普段、見聞きすることは少ないと思いますが「道路法」という法律に基づいて、車両の総重量超過、積載物の高さ制限、積荷のはみ出しなどを取り締まっています。現場では、料金所のブースに立って、通過する車両が「道路法」を守っているかを目視で判断。違反が疑われる場合は、車両を停止させて安全な場所に誘導し、調査を行います。また、廃木材を積む小さなトラックの荷締めが甘く、走行中に木片が落下してしまうといったケースが最近増えていて、積荷が落ちないように処置をしたりもします。
取締業務では、わずか10秒ほどの短時間で違反車両かそうでないかを正確に判断する必要があります。ブースに時速60km前後で向かってくる車両の挙動、タイヤのつぶれ具合など、普段の生活では気にも留めない部分に視線を集中させるのですが、制服を着て、会社の看板を背負った状況での判断に入社当初はプレッシャーを感じていました。責任の重さは今なお感じますが、経験を重ねる中で判断力が養われてきたと思います。
一台の取り締まりが、安全な道路環境維持につながると信じて
―今後の展望
違反の取り締まりは、事故対応と違ってお客さまから感謝されることはほぼありません。それでも、私は取締業務にはやりがいを感じています。運転される方に対して「道路法」への理解を促すことで安全運転への意識が高まれば、未来の事故防止につながります。また、違反をしてしまった運転手が所属する運行会社にも連絡が入ることで、会社から他の運転手への周知が行われ、取り締まりの効果が見えないところで広がっていくはずです。はっきりした因果関係が見えなくても、一台に対する取り締まりが安全な道路環境維持につながっていると信じています。
最近は、取締業務で得た「危険物についての知識」をまとめた資料をつくり始めました。改めて資料にまとめることで、自分のレベルアップにもなりますし、他部署での講義や、新人研修等でこの資料が活用される日が来たら、会社全体のレベルアップにつながると思うとやりがいを感じます。
私のオフショット
趣味のために努力することが好きで、色々な事に挑戦しながら楽しんできました。
免許を取れる年齢になりバイクに乗り始め、ツーリングから始まりサーキットまで足を運ぶようになりました。そして今はボウリングとスノーボードにとてもハマっています。ボウリングでは最近ベストを更新し、スコアを210まで伸ばす事ができ嬉しかったです。シーズンが限られているスノボでは、シーズン券を購入しゲレンデに通い、低速域でも多くの技ができるグラウンドトリックに熱中しております。機会があればグラトリ技能認定大会に出たいと思っています。