トラブルの原因を直接解決し、お客さまの役に立ちたい
―入社の動機
入社前はフリーターで、「そろそろ安定した仕事に就きたい」と思っていた頃、首都高の巡回業務をテレビで目にしました。自動車そのものや車の運転も好きでしたし、直接お客さまの役に立てそうな仕事だと感じて入社を希望しました。企業としての安定性も魅力でしたね。
入社後は、今と同じ麻布交通管理部の交通業務員として巡回業務に携わり、入社5年目頃、特殊車両運用業務(特車担当)へ異動の希望を出しました。特殊車両の運用には、大型免許や玉掛け、小型移動式クレーン、車両系建設機械(整地)、フォークリフト免許などの資格を取得する必要があります。今まで以上に専門性を高めて働きたいという思い、首都高上で起こるトラブルの原因を、より直接的に解決してお客さまの役に立ちたいという想いから手を挙げました。各資格を取得するための費用は会社が補助してくれるので、ありがたかったです。
落ち着いて作業に取り組み、お客さまと仲間の安全を守る
―仕事内容
特殊車両運用業務は、レッカー車やホイールローダー、フォークリフトといった特殊車両を用いて、交通の障害となるものを移動することです。本線上で動けなくなってしまった車両を移動したり、パトロールカーでは回収できない大きな落下物を排除します。基本的に、現場では二人一組、大きな事故の場合はそれ以上のチームで仕事をします。
これまでに印象に残っている事案は、現職場に来て3、4か月のタイミングで起きたトレーラーの横転事故です。本線上に散乱した積荷をホイールローダーで路肩に排除する際、緊張でガチガチになっていたら、ペアを組んでいた大先輩が「焦らなくていいから。ゆっくり丁寧にやれば大丈夫だよ」と言葉をかけてくれ、落ち着いて作業することができました。早く通行止めを解除しなければと焦りが募ったときは、この言葉を思い出すようにしています。
仕事をする上で意識しているのは、作業中に仲間と自分が怪我をしないこと、そしてお客さまに安心していただくことです。常に周囲に目配りし、プロとして毅然とした対応をしようと心がけています。首都高本線から一般道の安全な場所にお客さまの車両を移送できたときはほっとしますし、「ありがとうございます」と感謝の言葉をいただけると、やりがいを感じます。勤務時間中に処理が完了しないような大事故の場合は、次の勤務者に引き継ぎをして、基本的に仕事を持ち越すことはありません。そのため、休日は心身ともにしっかり休めます。有給休暇も取得しやすい環境にあります。
学びを深め、社会貢献度の高い仕事に真摯に向き合う
―今後の展望
この仕事を始めてお客さまの車両に触れる機会が増えたのですが、基礎知識がないと安全に取り扱うことができません。そのため、現場での経験や先輩方からのアドバイスをもとに、車両について勉強するようになりました。ネット上に掲載された車両の取扱説明書などを読み込んだり、自動車メーカー各社の動画を見たりして、次の現場で活かせるよう学びを深めています。ベテランの先輩方と比べればまだまだですが、少しずつ知見が増えてきたと思います。
お客さまと現場でお話ししながら作業をする中で、自分たちの仕事の「社会貢献度の高さ」を実感するようになりました。ようやく、現場でも自ら方針を立てて動けるようになってきたので、今後より一層、頑張っていきたいと思います。将来的には、管制業務にも携わってみたいという希望があります。巡回・特殊車両運用業務の経験を活かし、現場の動きやすさを意識した指示が出せるようになれたらと思います。
私のオフショット
1年ほど前から犬を飼い始めたので、休日は、妻と一緒に愛犬を連れて近所のドッグランに行っています。また妻と連休を合わせ、趣味であるキャンプ、旅行にも愛犬を連れて行きます。職場にもキャンプを趣味にしている方が多いので、休憩中にキャンプの話をしたり、休日を合わせて一緒にキャンプに行ったりすることもあります。有給休暇が取りやすい会社なので、妻との予定も合わせやすく、趣味の時間をしっかり確保出来ることも当社の魅力の一つだと感じています。