businessバイク隊

機動性と高い技能を活かし、現場に誰よりも早く駆けつける

機動性と高い技能を活かし、現場に誰よりも早く駆けつける

【首都高パトロールのバイク隊の役割】

首都高パトロールでは、道路トンネルとして日本最長の山手トンネルの安全を確保するために、バイク隊を配置しています。山手トンネル内で緊急事態が発生した場合、バイク隊は機動性の高いパトロールバイクで迅速に現場に向かい、交通整理を行うとともにトンネル入口の閉鎖、お客さまへの避難誘導、初期消火を行います。ほかにも交通誘導や情報収集、交通管制室への報告など、現場へいち早く到着し、被害を最小限に抑えるために業務を遂行します。

“民間初”の緊急指定を受けた首都高速道路の黄色いパトロールバイク

“民間初”の緊急指定を受けた
首都高速道路の黄色いパトロールバイク

中央環状線の西側に位置し、湾岸線から渋谷、新宿、池袋と約18.2㎞にもわたり東京の地下を貫く山手トンネルは、道路トンネルとして日本一の長さを誇るトンネルです。この山手トンネルを守るのがバイク隊であり、バイクのカラーリングから通称「黄バイ」と呼ばれています。警察と消防以外で緊急指定を受けた二輪車は首都高パトロールだけであり、もちろん民間では初めてのことです。トンネル内の渋滞の中でもいち早く現場に駆けつけます。

隊員同士のスムーズな連携が、トンネル内の安全・安心を生み出す

隊員同士のスムーズな連携が、
トンネル内の安全・安心を生み出す

約50名の隊員により構成されるバイク隊は、大橋基地を拠点に志村基地、大井基地の3拠点に分かれ、交通管制室から指示が入り次第出動します。隊員は2人1組で行動しますが、日ごろからコミュニケーションを大切にし、出動前にも話し合って意思疎通を図っています。ペアの2人がスムーズに連携して業務にあたれるのも、お互いの背中を預けられるだけの信頼関係を築いているからこそ。バイク隊はそのチーム力を活かし、山手トンネルの迅速かつ確実な安全確保に努めています。

運転技術向上のために訓練を重ね、「安全・的確・迅速」を実現する

運転技術向上のために訓練を重ね、
「安全・的確・迅速」を実現する

首都高パトロールの行動理念である「より安全に、より的確に、より迅速に」。この理念を実現するため、バイク隊は毎月1回の自主訓練と年2回の外部研修を重ね、運転技能の向上を図っています。地下を通る山手トンネルにおいては、災害や事故が発生した際にバイク隊がいち早く駆けつけられるかがひとつのカギとなります。迅速かつ的確に現場に到着するためには高い運転技能が必須であり、自身の安全を守るうえでも欠かせない要素です。

バイク隊の主な業務内容

現場での初期対応

現場での初期対応

トンネル内で火災や事故などが発生した場合には、バイク隊が出動し現場にいち早く駆け付けます。初期対応としてトンネルの入り口で「トンネル坑口遮断機」を操作し、車両の進入を防ぐための措置を行うほか、現場状況の把握やお客さまの避難誘導などを実施。状況により、トンネル内に設置された消火設備を使って初期消火活動も行います。

二次事故の防止

二次事故の防止

トンネル内で故障車や交通事故が発生した際、二次事故の防止に努めるのもバイク隊の役割です。現場状況の把握と交通管制室への報告、通行車両の誘導などを行い、トンネル内の交通障害の解消にあたります。また、黄バイには誘導に必要な発炎筒など、お客さまの安全確保のための道具も備えられています。