business巡回業務

お客さまに一番近い場所で、お客さまに一番の安心を

お客さまに一番近い場所で、お客さまに一番の安心を

巡回業務では、路線長327.2kmの首都高速道路全線をパトロールカーで走行しています。首都高速道路に異変がないかを的確に把握し、お客さまの安全な走行環境を確保。交通事故、故障車の発生など有事の際は、交通管制室と連携して速やかに交通規制を実施します。また、事故や車の故障により不安を感じていらっしゃるお客さまに、少しでも安心していただくため声をかけ、寄り添うことも巡回業務の大切なミッションです。お客さまに一番近い場所で、お客さまの安心・安全を確保できるよう、日々業務に取り組んでいます。

お客さまと首都高速道路の安全を見守るため1日12,971㎞の道のりを巡回

お客さまと首都高速道路の安全を見守るため
1日12,971㎞の道のりを巡回

首都高パトロール全体の定期巡回で走行する1日の総距離は12,971㎞にもなります。年間走行距離では計5,217,692kmになり、これはおよそ地球130周分に相当します。24時間365日体制で首都高速道路を巡回し、落下物や事故車、故障車などが発生した際には速やかに対応。お客さまの安全を一番近い場所で見守り、安心して首都高速道路を利用いただけるよう努めています。

大きな事故につながる“小さなきっかけ”も見逃さない

大きな事故につながる
“小さなきっかけ”も見逃さない

首都高速道路上の落下物は年間で2万3,866件(2020年度実績)。50~80km/hの走行スピードで何らかの落下物に接触した際の影響は計り知れません。たとえ小さな落下物だったとしても、それが大事故につながる恐れがあるのです。事故につながる小さなきっかけも隊員は見逃しません。

技術と経験で走行車をコントロールする交通規制のプロフェッショナル

技術と経験で走行車をコントロールする
交通規制のプロフェッショナル

事故防止や落下物の撤去はもちろん、迅速で的確な交通規制を行うことは、交通量の多い首都高速道路においてとても重要なことです。「車線規制」や「先頭固定」など交通規制の方法はひとつではなく、状況によっては2台、3台と複数台での連携した対応も求められます。交通規制において大切なのは、確かな技術とベストな方法を判断するための経験。そして何より、交通規制の実施に必須のプロフェッショナルとしての責任感です。

巡回業務の主な内容

定期巡回

定期巡回

隊員の基本業務であり、非常に重要な任務が定期巡回です。交通事故を未然に防ぐためには、首都高速道路上の異変・異常をいち早く察知することが重要。トラブルによって停車している車両はもちろん、回収が難しい落下物、路面の損傷などを発見した場合は、速やかに交通管制室に報告します。

事故・故障車の処理

事故・故障車の処理

首都高速道路上で交通事故やトラブルが発生した際は、隊員が早期発見・早期対応に努めることで二次事故を防ぎます。交通管制室からの指示で現場に急行したとき、あるいはパトロール中に事故を発見した場合などには、けがの有無や自走可能かどうかの確認、必要な場合は救急車の要請やレッカー車の手配などを速やかに対応を行います。

落下物処理

落下物処理

落下物に関する通報があった際や巡回中に発見した際は、巡回業務の隊員が回収・対処します。2人1組の隊員は、交通規制する役割と、落下物を回収する役割に分かれて任務を遂行。車が行き交う中での落下物処理となるので、隊員同士の連携が欠かせません。隊員では回収できないと判断した大きな落下物の場合は、速やかに同じ首都高グループの専門会社に出動を要請します。

お客さまの安全確保

お客さまの安全確保

万が一、首都高速道路をご利用中のお客さまがけがをされた場合や車から脱出不可能な状態の場合は、救急やレスキューを要請。動揺するお客さまにお声がけし、平常心を取り戻せるよう心のケアを行うことも隊員の重要な役割です。